はじめての『ヒトカラ』

少し前に、『ODDS&ENDS』をどうしても歌いたくて、初めてカラオケ屋に一人で行った。
Vocaloidの曲は、聞く人をどうしても選ぶ(選ばれてしまう)ので、みんなで行くカラオケではメンバー次第では、どうしても歌えない。
40歳以上のメンバーや女性を交えて行くと、やはりなかなか歌いづらく曲を入れにくい。
ボカロに理解のある友人は、最近カラオケに飽きたのか、カラオケに誘っても何だかんだで理由をつけて行ってくれない。
他の遊びなら付き合ってくれるので嫌われてはいないだろうけど、ウザいと思われてそうだw

6月末にゲームの宣伝でこの歌を知った時から、歌いたくて仕方なかった。
作詞作曲の「ryo」の気持ちが凄く伝わってきて、良い歳したオッサンが涙を流したよ。
これはryo自身の事を綴った歌かなと思ってたら、HPにて「半分はそうだ」みたいな発言があり、週間ファミ通にも
「がらくたのように、ひどい扱われようだったこともあるミクと、うだつのあがらない半端者の自分。そんなミクと自分が出会って、世の中に出ていき経験する物語」――週刊ファミ通2012/9/13号 51頁より引用…Amazonレビュー引用
引用の引用になってしまうが、こういう発言もあったらしい。
8月中旬に、YOU TUBEにて公式の音楽公開があり、歌詞で削られた部分を聞いて、それは確信に変わった。
最近思うことで、恋愛関連の歌ならJ-POPに任せればいいと思ってる。そうじゃない歌たちを聴きたかったし、感じていたかった。
そして、初めて自分から表現したいと思ったんだ。だけど、カラオケに一人で行くのは、なかなかどうして・・・勇気がいる。

ミクが出た当初から存在は知ってたし、よく聴いてた。でも、周囲にはなかなか言えなかったな。
オタク差別を知ってる世代だからかもしれないが、凄く抵抗があった。
だから、友人ですら俺がボカロを聞き始めたのが最近だと思ってる。違うんだ、もっと初めの頃からなんだ。
「恋するVOC@LOID」 「えれくとりっく・えんじぇぅ」 「ハジメテノオト」 「メルト」
今、ニコ動やYOU TUBEを騒がせている流行の曲とは違うけど、こんな素朴な歌が凄くステキに聞こえて熱心に聴いていた。
しかし、当時のTV放送ではヲタク文化というバッシングの対象でしかなかった。
そういう時代を知ってるからこそ、尚更に歌詞が心に響いたのかもしれない。
昔、音楽歌う事が大好きで、毎週CDレンタルやに通いつめて新曲をレンタルし、気に入った曲は買ってた…
それが小室ミュージックの席巻で、音楽がつまらないものになり、ミュージックステーションではこの頃からシンガーをアーティストと呼ぶようになり、自分の中でどんどんと音楽の形をした何かに変わっていってしまった。
そして、音楽を聴くこともなくなってしまった。
そんな自分を、また音楽の世界に戻してくれた「ミク」という存在に、自分は感謝してる。そして、凄く大切に思ってる。
この歌からミクが自分の一部になってるのを感じたから、大切にしてる気持ちを感じたから、激しい気持ちに揺さぶられたのかもしれない。
そして、本当の自分の意思で(友人の薦めや付き合いとかでなく)CDを久しぶりに買った。何年ぶりなんだろうなぁw

熱い想いが押さえきれなくなって、凄く抵抗のあったヒトカラに突撃することになったw
すんごい気恥ずかしかったが、恥も外聞もないと開き直って受付、いやぁ~何とも言えない気分になったよ。
好きな歌を気兼ねなく暗黙ルールもないから、とても楽しく歌えた。
ただ、歌ってる時に泣いてしまって、全然まともに歌えずw感情高ぶりまくり(^^;
こういう時は一人だと感傷的にもなれて、さらに別の意味で複雑な気持ちになって、歌いづらかったw
ただ、他の人の歌を聴いて、(あっ、この曲いいな、この歌い方いいな)という発見は無いので、そこが欠点かも
今度は、録音して自爆をしてみたいぜ(フッフー

コメント

コメントする

CAPTCHA