国連で『核兵器禁止条約』が賛成122、反対1、棄権1で採択されました。
その前文には『hibakusha』という表現が使われたとか
普通に考えれば、核廃絶への機運が高まってて素晴らしいとなるのですが、残念な事に核保有国は一カ国も参加せず、あまつさえ唯一の被爆国である日本も参加しませんでした。
日本の微妙な立ち位置がそうせざるを得なかったのかもしれないけど…
核兵器一切禁止という一足飛びのぶっ飛んだ内容が、保有国の賛同を得られなかったんだろうね。かと言って、反対すると自他国での風評も悪くなるから参加せず。なのかもね。
自分は、初めこのニュースを聞いた時凄く喜んだし、世界は変わると思えたが、内容を聞くにつれて残念な気持ちにしかならなかった。自分は一足飛びは好きだし、いちいち同意(コンセンサス)を全てから取っていたら、利権とかの絡みも出て一生まとまらないので、少しは強引にでも推し進めたほうが良いと思ってるけど、現実的には難しいのかもね。
根回しが大事とか言って、根回ししたとしても何処も保有国は参加しなかっただろうね。誰が好き好んで自分から最強のカードを手放すのか?例えばトランプゲームで、それぞれのゲームにおいてそれぞれの最強の能力を持つカードを放棄するかってこと。普通は無いよね?誰だって勝ちたいもの。
上で変われると喜んだと書いたけど、10代のとき友人と街を歩いていたら、「核兵器反対の署名を下さい」と30代くらいのオバさんから声をかけられた。今なら事案当時2人で顔を見合わせて揃った言葉「無理だね、核兵器は無くならない」だった。その時のオバさんの悲しそうな顔は忘れられない。友人はそのまま署名を拒否、自分は少しは理想に近づきたいと署名した。だって、全世界で平和になってほしいじゃん?その後、「お前は甘いね~」と言われつつ歩きながら話したことに出た共通の意見
『核兵器より強い武器が出ないと、核兵器は無くならない』
だった。戦略シミュレートやれば分かるけど、有利な武器をワザワザ放棄する奴はいない。そして、20代の時に『核保有国が署名を受けて核を廃棄』と報道された。自分はその時凄く喜んだが、後に古くて維持が大変だから処分しただけと知り、とてもガッカリしたのを覚えてる。
だから、今回の素晴らしい条約も保有国を一つも賛同させれなかったので『虚礼虚文』な物であり、保有国のエリート達から言わせたら『空理空論』なのかも知れない。
今までの核開発をした国々や、現在進行形で核開発をしてる北朝鮮だって、虐げられていたくは無いから強い武器を持つのだしね。アメリカを筆頭にイギリスのEU脱退などの強烈なナショナリズムが台頭してきた昨今では核の根絶は絶対に無理だろうなぁ~・。・
アニメではよくある地球連邦とかなら国の概念が無いから良いかも知れないけど、それは現実的に無理なのはEUから学びとれるのが辛い。
七夕らしく願いを込めて「核無き世界が訪れますように」
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